確定申告を行う際には、マイナンバーの記載が必須です。本記事では、どのようにマイナンバーを確定申告書に記入するか、さらにマイナンバーカードを使ってオンラインで簡単に確定申告をする方法(e-Tax)とその利点について詳しく解説します。マイナンバーと確定申告の手続きをスムーズに進めるための情報をわかりやすくまとめています。
そもそもマイナンバーとは?
マイナンバーとは、住民票を持つ国民一人ひとりに割り当てられた12桁の番号です。行政側はこの番号を利用して情報をデータ化し一括管理することで、所得や税金、年金保険料などの個人情報を照合・転記する作業を効率化できます。
国民にとっては、役所への提出書類の添付が省略され、手続きが簡素化されるといったメリットがあります。また、不当な納税逃れや公的給付の不正受給防止にも役立ちます。
確定申告にマイナンバーは不要?
確定申告書にはマイナンバーを記載する欄があるため番号自体は必要ですが、マイナンバーカードを作成する必要はありません。カードがあると「e-Tax」などを使って家からオンラインで申告ができるという利点があります。ただし、番号を証明する通知カードと身元確認書類を持参して税務署で手続きすることも可能です。
マイナンバーカードは必須ではない
税務署や特設会場での確定申告は、混雑するため非常に時間がかかります。マイナンバーカードを作成すると「e-Tax」を利用した電子申請が可能になり、本人確認書類の提出も不要なので短時間で済ませることができます。
しかし、カードがなくても税務署や特設会場に行けば手続きは可能です。行政機関に情報を一括管理されたくない人は、申告書を持って手続きに行くことになりますが、マイナンバーを確認できる書類と運転免許証などの身元確認書類があれば手続きできます。
マイナンバーを知る方法は?
マイナンバーを知る方法は主に以下の3つです。
- マイナンバー通知カードを確認する
- マイナンバーカードを確認する
- マイナンバー記載の住民票を発行してもらう
マイナンバーカードは確定申告に必須ではありませんが、マイナンバー自体は必要ですので、確定申告が必要な方は自分のマイナンバーを把握しておきましょう。
マイナンバーを使った確定申告のやり方
確定申告書の提出方法は以下の3つがあります。
- 税務署へ直接提出
- 税務署へ郵送
- e-Taxを利用
確定申告書を税務署に直接提出する場合、事前に領収書やレシートを整理し、マイナンバーを証明する通知カード及び身元確認書類を持参して会場で申告書のチェックを受けます。間違いがあった場合でも職員に確認してもらうことができるという利点があります。
税務署へ提出する申告書にはマイナンバーを記載することが義務付けられています。なりすましを防止するために番号確認と身元確認が求められます。申告書と通知カード(番号確認)と運転免許証等(身元確認)を同封して郵送することができます。
令和5年分確定申告はマイナンバーカードとe-Tax活用で大きなメリット
マイナンバーカードを作成すると、直接税務署に行かなくても「e-Tax」という電子システムを利用して自宅から確定申告書を提出できます。この際、番号確認や身元確認の添付書類は不要になり便利です。
国税庁HPの「確定申告書等作成コーナー」では、画面の指示に従って金額等を入力することで、所得税・消費税・贈与税の申告書や青色申告決算書・収支内訳書等の作成・e-Taxによる送信ができます。自動計算されるため、計算ミスがない点もメリットです。
よくある質問
最後に、確定申告とマイナンバーに関するよくある質問と回答をまとめました。
マイナンバーの提出は拒否できる?
税務署等に提出する申告書にはマイナンバーを記載することが義務付けられています。記載を拒んでも罰則はありませんが、税務署で申告書を受け付けてもらえない可能性があります。
無理に申告書を置いてきても、税務署が代わりに手続きしてくれることはなく、期限を過ぎてしまう危険性があります。法令で定められていることなので、確定申告が実施できなくなるリスクを避けるため、マイナンバーの提出を拒否するのは避けましょう。
マイナンバーで副業が会社にバレる?
マイナンバーは勤務先に知らせる必要があります。会社にも会社用のナンバーが割り当てられています。税務署は誰がどこからいくらの収入を得たかを把握しています。副業でアルバイトをしている場合、収入が20万円を超えると確定申告が必要ですが、20万円以下でも住民税の申告が必要になることがあります。
副業収入が給与所得でない場合、その分を普通徴収にすれば副業分の住民税は会社に報告されません。しかし、副業が給与所得であれば給与天引きの特別徴収となり、本業の住民税とあわせて徴収されるため、会社に副業分も合わせた住民税の額が報告されることになります。
確定申告で使う際、マイナンバーの両面が必要?
マイナンバーカードは両面の写しが必要です。片面のみでは不十分ですので注意しましょう。
確定申告とマイナンバーの関係まとめ
マイナンバーカードがなくても確定申告は可能ですが、マイナンバー自体は必須です。マイナンバーカードがあるとe-Taxを利用して簡単に確定申告ができるため、身分証としても使えるマイナンバーカードは作成しておくと便利です。確定申告を予定している人はマイナンバーカードを発行しておくことをおすすめします。
理想の税理士を探すなら「税理士紹介をぶっ壊す」
- 税理士紹介サイトに騙されたくない
- 顧問料に応じた税務サービスを受けたい
- 税理士の人となりを自分の目で見て選びたい
「税理士紹介をぶっ壊す」では、このようなご要望をお持ちの方のための税理士検索サービスを提供しております。
税理士紹介サイトの「闇」を知らずに税理士を探される方もいるでしょう。
当サービスでは、本当の意味で、あなたにとって理想の税理士に出会うことが可能です。無料で今すぐ検索できるので、お気軽にご利用ください。
